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バー開業教材は、たっぷり、18時間の動画で、バー開業レベルまで、自宅で学べます。
※FIZZ独自の調査によるものですが、バーテンダー&バー開業の動画DVD教材で、全11巻もあるものは弊店だけです。しかも、10年以上、毎月売れ続け、全国46県に到達した実績を持つのも弊店だけと、自信をもって断言できます。
●ちょっと、辛辣な話をします。
真実を話すのには、勇気がいります。おそらく、憤慨される方もいらっしゃると思います。
どうか、寛大なるお心でお許し下さい。どうせ、地方のバーの店主が、つぶやいているだけと・・・
●最近は、ネットに動画をアップするのが当たり前になってきましたので、さまざまなサイトで、シェークやステアなど、カクテルを作っている様子が、動画で流れています。
あまり、こうした動画を見ることがなかったのですが、最近になって、私自身が、こうしたサイトにシェークやステアの動画をアップした事もあり、時々、さまざまな方がアップした動画を見るようになりました。
遊び感覚でアップされている方は、愛嬌があっていいのですが、たまに、プロのバーテンダーの方が、動画をアップされています。
●この時に、カクテル作りに使用するボトルの位置を見た瞬間に、すでに、その動画を見る気がなくなるものが、結構あります。
どういうことか?
きっと、さっぱり分かりませんよね。
●それは、仮にも、プロとして動画をアップされている方であれば、最低限のカクテル作りの基礎を踏まえた上で、アップして欲しいと思うのです。
初心者や素人の方は、おそらく、その動画をまねて、カクテルを作られる場合もあるはずです。
もしそうなら、間違った方法が、さらに普及することになるのです。今でも、かなり普及してますので・・・
どういうことかというと、
●カクテル作りでは、意味を考えると、ボトルの置く位置は、必然的に決まってくるのです。
それは、カクテルを入れるグラス、シェーカーやミキシンググラスよりも、右側に来るということです。
作り手のバーテンダー側から見て、右側です。(バーテンダーが右利きの場合です。)
もちろん、バーで、複数のカクテルを作る作業をしている時には、厳密に、そうならない時もあります。臨機応変に対応しなければ、間に合わない場合もありますので。
ただ、動画でアップする時に、これはプロのバーテンダーが作成した動画だ!と分かるタイトルで流すのなら、それにふさわしいように、考えて作成しているはずです。誰も、自分が、下手と思われる画像、基礎さえ学習していない!と分かる画像を流すはずはないので。当然、きちんと学習した基本に忠実に動画を作成なさるはず。
●にもかかわらず、上記の基礎を踏まえず、適当なところに、ボトルを置いている映像の何と多い事か!
たかが、ボトルの位置!
そう思われた方も、あるかもしれません。
でも、そんな基礎さえ習得できていないのであれば、当然、お酒の知識など、学習しているはずもありません。
飲まなくても、味が分かります。
●実は、大きな声では言えませんが、某有名メーカーのカクテル作りの映像から、業界では有名らしい方の映像まで、こうした事例が結構あります。
もともと、教えた人が意味を教えてないか?習った人が意味を考える能力がないか?どちらかでしょう。
●ボトルの位置が、なぜ、右側か?
それは、カクテルを作る時の動作を、最短で、スピーディに行うようにするため。
もう一つは、ボトルが、材料を入れるシェーカーやグラスなどにあたって、倒したりすることのないように、習慣づけるためです。
普通に考えれば、誰でもわかる事です。
もちろん、左利きの方は、この逆になります。
このように、全ての作業に、意味を考えることが必要です。ですから、こんな単純な事さえ理解せずに、アップしてある動画のカクテルは、飲まなくても、味が分かるということです。
●もちろん、知識・技術だけでは、バーテンダーは務まりません。
さまざまな能力が求められます。バーテンダー兼オーナーであれば、なおさら、能力を磨いていかなければなりません。
●どんなに知識・技術を磨いても、バーテンダーとしての能力は、全人格の10%以下ぐらいでないと、魅力がない!というのが、私の考え方なのは、何度かお話している通りです。
ですから、あふれんばかりの知識・技術をもちながら、それを店で語る事はなく、その他にも、さまざまな能力を磨き、バーを経営していくのが、本来あるべき姿と、私は思っています。
●どうか、これから、バーを開業しようと思っておられる方、せめて、基礎ぐらいは、習得してから、開業して下さい。
そして、この記事を、ご覧になった方、これから、美味しいカクテルを飲みたい時は、ボトルの位置を見てから。
もし、位置が違っている場合、そのバーでは、違う魅力を探すようにしましょう。使い分ければ、良いだけの事です。
私は、それはそれなりに、全て、受け入れる事のできるタイプですので。
バーテンダーとしての知識・技術は未熟でも、他に魅力のある店もあるはずです。
今回の記事は、ちょっと、私的な意見を話しすぎました。どうぞ、クレームなど、お許し下さい。独り言です。